イタリアに行く場合、ビザは必要でしょうか?答えは、滞在する日数が90日までかどうかで変わってきます。ここでは、学生ビザの概要と、ビザの取り方をご紹介してまいります。
イタリア学生ビザ申請の概要
日本国籍を所有している方が、90日以上イタリア滞在する場合、住民票所在地によって(詳細は以下に説明)、在京イタリア大使館、または在大阪総領事館のどちらかで、学生ビザ(Visto per studio)を取得しなければいけません。90日以内の場合はビザは必要ありません。
①ビザ申請書を入手する
ビザ申請書は、大使館領事部ビザ担当事務所、または大阪イタリア領事館で入手します。 または、下のリンクより、ビザ申請書をダウンロードするか、ファックスまたは郵送で送ってもらうことも出来ます。以下のサイトをクリックして詳細をお確かめ下さい。申請書のダウンロードも以下のリンクから入手できます。
在東京イタリア大使館 (http://www.ambtokyo.esteri.it/)
〒108-0073 東京都港区三田2-5-4
Tel: 03-3453-5291 Fax: 03-3456-2319
受付時間:月曜日ー金曜日 9:30 am – 11:30 am
在東京イタリア大使館管轄区域:北海道、青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、新潟県、福島県、栃木県、茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県
在大阪イタリア総領事館 (http://www.consosaka.esteri.it/)
〒530-0005 大阪市北区中ノ島3-2-4 朝日新聞ビル11階
Tel: 06-4706-5820 Fax: 06-6201-0590
在大阪イタリア領事館管轄区域:愛知県、岐阜県、三重県、滋賀県、石川県、福井県、富山県、和歌山県、奈良県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、山口県、鳥取県、島根県、愛媛県、高知県、徳島県、香川県、福岡県、長崎県、宮崎県、佐賀県、熊本県、大分県、鹿児島県、沖縄県
②ビザ申請の必要書類をそろえる
必要書類は頻繁に変更されます。イタリア大使館または領事館に詳細を、必ずお問い合わせ下さい。ビザ発給には1週間から1ヵ月程度掛かります。なるべくお早めに申請手続きを行ってください。入学許可書を含む就学ビザ申請に必要な書類は、入学申込み手続きが完了してから、郵送にて送付されます。
- パスポート本券
- パスポート内の写真が張ってあるページのコピー
※日本再入国予定日から3ヶ月以上の有効期限が残っていること - パスポートサイズの写真を貼付けした就学ビザ申請書
- 入学許可書のオリジナルとコピーを一部
※入学許可書には、月間最低80時間の授業時間が必要で、この授業時間は入学許可証に記載されていないといけない
※入学許可証は、学校のレターヘッドの入った用箋で発行されたもので、それを発行した者の判読可能な署名があるものでないといけない
※講座全期間分の授業料支払済みの証明(領収証) - 入学する学校(私立学校の場合)が、イタリア政府公認校であることを証明する書類。そのような公式記録がない場合は、商工会議所もしくはStatuto della Scuolaへの登録証明書を提出してもよい。オリジナルとコピーを一部。
- 生活費の保証書
※奨学金を支給される旨の証明書および、もしくは、本人もしくは家族の銀行口座の残高証明書、または過去六ヶ月間の銀行預金通帳のコピーとオリジナルを一部ずつ。保証人の実印証明。 - 住民票
- ビザ有効期限の保険・医療・入院費用をカバーする保険会社の保険証。オリジナルとコピー
- 90日以内のビザの場合は、往復航空券。
※ビザ取得時にイタリア大使館より返却される書類は全てイタリアにお持ちください。入国後に滞在許可証申請する際にに必要となります。とくにイタリア大使館の判の押された書類は重要です。
※就学ビザを2回目以降に申請する場合は、さらに、①過去にビザ取得して学んだ学校の修了証、②出席証明書の原本も提出する必要があります。
③イタリア学生ビザを申請する
必ず、申請者本人が(代理人不可)、管轄のイタリア大使館領事部、または在大阪イタリア総領事館に出向いて、必要書類を提出し、申請ます。在大阪領事館は、ホームページで事前に訪問予約をする必要があります。書類が不足していたりすると、受け付けてもらえず、帰らざるをえなくなります。特に遠方から提出しに行かれ る方は、ご注意下さい。入学許可証等のオリジナルには大使館、または領事館の判が捺されます。この判がないとイタリアで滞在許可証を申請する際に許可されませんので、必ず確認しておいて下さい。18歳未満の方は、保護者同伴で申請します。詳しくは、イタリア大使館および領事館にお問い合わせ下さい。
④イタリア就学ビザを受け取る
直接イタリア大使館または領事館へ取りに行きます。受取日は申請の際に指示されます。郵送を希望の場合は、申請の際に窓口でその旨を伝え、指示に従ってください。
⑤イタリア入国後
日本でビザを取得した方は、イタリア入国後、8日以内に、イタリア滞在許可証を申請する必要があります。日本でビザ取得の際に提出し た全ての書類はイタリアまでお持ち下さい。滞在許可証の申請は、イタリア国内の郵便局を通して、最初の申請手続きを行います。手続の詳細は、学校までお尋ねください。滞在許可証の延長は難しく、同学校・同コースに通い続けるケースのみ許可されるとされていますが、許可されない場合もございます。許可され ない場合は、日本に帰国し、ビザを再取得する必要があります。この点も兼ねて、滞在期間を決定されると良いでしょう。
詳しくは、イタリア滞在許可証の申請方法、必要書類をご覧ください。